前編はこちらから↓
なかなか詰められない距離
普段は事前にラブホまでの約束を取り付けている僕。
しかし、反応の薄いFちゃんはまだその段階まで進んでいない。
そこで、急いで誘えないので散歩に出ることになった。
前もってハグする約束をしているので、どこかでハグできるかどうかを確認したいと思う。
電車を乗り継いで遠くまで来た。
せめてイチャイチャくらいは楽しみたいと考える。
しかし、彼女はLINEのときと同様に無口で冷たい態度。
僕も話を盛り上げようと様々な話題を提供するが、盛り上がりに欠ける。
LINEのやり取り自体もあまりしていないので、話題を見つけるのも難しい。
ここは一気に距離を縮めるしかない。
僕「ねー。（約束していた）ハグしようよ。」
と、人がほとんどいない場所で言ってみた。
F「ここは人がいるからだめ」
僕「じゃあ、別の場所に行こうよ。」
F「他の駅には何もないから、ここがいい。」
僕「Fちゃんとハグしたいんだけどな。ダメ？」
F「ダメじゃないけどー。しない。」
約束と違うじゃないか。
移動するのも嫌だし、ハグもしてくれないFちゃん。
話もなかなか盛り上がらないので、とりあえずベンチに座る。
すると、すぐにスマホを取り出し、LINEやツイッターなどに手を出すFちゃん。
（この子はスマホ依存だな。） （それなのに、なぜあんなに返信が遅いんだ？）
Fちゃんの手元を見ていると、既読を付けずにLINEをチェックする方法を、慣れた手つきで
次々と行い、メッセージを確認していた。
ついにクソ女にキレてしまう(笑)
この後も、会話を盛り上げようとしたけれど、相手の態度が冷たくて話が進まなかった。
何様なのかと思い、思い切って相手に直接尋ねてみた。
俺「なんで、会いたがっていたの？」
F「えっ、暇つぶし」と答えた。
俺「俺に会いたかったのではなかったのか？」
F「それはないよ」と言った後、
F「今日会えば残業しなくて済むと思って」と言い出した。
なんなんだろう、こいつの暇つぶしのために、僕がスケジュールを合わせなければならなか
ったのかとイライラしてしまった。
俺「それはひどくない？」と問うと、
F「ひどくないよーw」
俺「Fちゃんがこの日遊びたいって言うから、こっちは仕事の調整をして遠くから会いに来
てるんだけど？」と指摘した。
F「ひどくないと思うけどなー」と返してきた。
言い方や態度にかなり腹が立ってしまった。
僕は我慢できず、「お前、いい加減にしろよ。
まず何でLINEの返信があんなに遅いんだよ？お前が遊びたいって言ったんだから、予定に
対する返信くらいしろよ」と一喝した。
F「僕はスマホを見ないタイプなの。それに忙しいから返信できないの」と弁明した。
俺「ベンチに座るやいなやスマホを取り出してLINEを見ているお前が何言ってるんだ。」
俺「スマホ依存のくせに、お前は何日も返信しなくても謝りさえしなかったじゃないか」と
怒りを露わにした。
そこで相手はスマホを取り出し、謝った履歴を探し始めた。
もちろん、謝った履歴は見つからず、スマホをスクロールし続けるばかりだった。
俺「もうそれ（スマホ操作）はいいだろ。それに、お前、遅刻したらまず謝れよ」と言う
と、
F「謝ったよー」と言い張ったが、それも実際は謝っていなかった。
俺「お前さ、自分勝手すぎないか？人を利用することしか考えてないようにしか見えないん
だけど。」
俺「謝ってもいないくせに、『謝った』って嘘までついて、自分を守ろうとしてんじゃねー
よ。」
俺「さっきLINE見てたけど、謝罪の履歴なんてなかったよな？何か言うことないわけ？」
F「やっぱりそう思われるんだな〜って感じ。」
は？何言ってんだこいつ。
F「僕、よく“わがまま”って言われるんだよね。やっぱりそう見えるんだな〜って。」
いやいや、今それ関係ある？まず謝るのが筋だろ。
俺「お前のわがままで人に迷惑かけたんなら、まず謝るのが普通じゃね？」
F「僕ってそういう人間なのよ、ほら…」
そう言って、Fは未返信のLINEをずらっと見せてきた。他の人にも返信してないアピールら
しい。
だから何？だからって、開き直っていい理由にはならないだろ。
まさか「自分はこういう人間だから許される」って思ってる？
俺「お前さ、本当に最低だな。自分が悪いなんてこれっぽっちも思ってないだろ。」
F「こういう自分を今日知ってもらえて良かったと思ってる。」
は？冗談だろ。良いわけないだろ。
Fみたいに、プライドだけが高くて絶対に謝らないタイプって確かにいる。
「自分は悪くない」「謝りたくない」って気持ちだけで言葉を並べるから、嘘はつくし、話
はズレるし、支離滅裂で、会話すら成立しない。
もう、こんなのと関わるだけ無駄だと思って、俺は帰ることを決めた。
でも、ここまで理不尽な目に遭って、何もなしってのも癪だ。
せめて、ずっと隠してたあの顔だけでも見せてもらうか――。
思った通りのブス
実は、Fちゃんとは会っている間、一度もマスクを外すことがなかった。顔がまったく分か
らないまま時間だけが過ぎていたのだ。
俺「なあ、ずっと顔隠したままって、さすがに失礼じゃね？せめて顔ぐらい見せろよ。」
（※コロナ前の話）
F「これ外すと寒いの！」
F「冬はマスクつけるものでしょ！」
そんなことを言いながら、明らかに嫌がるF。しかし、俺がしばらく無言で真顔を貫いた後
に一言。
俺「お前さ、人に迷惑かけといて、それくらいもできないわけ？馬鹿にしてんの？」
その一言に観念したのか、Fはついにマスクを外した。
そして――彼女の素顔はというと。
うん、やっぱり「隠したくなる理由」がよく分かる顔の下半分だった。
（想像通りだったな…）
そう思った俺だったが、すぐに気持ちを切り替えた。顔は自分で選べるものじゃない。
それを責めるのは違う。
俺「中身はどうしようもないけど、見た目は悪くないんだな。」
そんなフォローにもなってない一言を残して、俺はその場をあとにし、改札へ向かった。
もう、二度とこの子に会うことはないだろう――そう確信しながら。
結論：ラインの返信が遅い女は地雷である
普段はリスクをよく考え、女性には怒りをぶつけないように気をつけているのですが、
「ただの暇つぶし。」「別に会いたかったから会ったわけではない。」
という言葉をFから言われて怒ってしまいました。
僕のミスは、事前に彼女が地雷であることを理解していたにもかかわらず、会いに行ってし
まったことでした。
これまで出会い系アプリで約300人に会ったことがあると思いますが、相手に対して怒った
のは4回目でした。
率で言うと、1.7%ですね。
正直、大人げなくて恥ずかしいのですが、今回も典型的な地雷だったので、自分なりに学ぶ
べき点があると感じ、その経験を参考に記事にまとめてみました。笑
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