すぐに会おうとしてくる
これはこれまで何度もブログでお伝えしていますが、
「すぐに会いたがる方」とお会いしてもうまくいく可能性はあまり高くありません。
その理由は、その方が「あなたに会いたい」のではなく、
「誰かと会うこと」自体が目的になっていることが多いからです。
マッチングアプリにおいては、ある程度やり取りを重ねてから実際に会うほうが、
関係がうまくいく確率はずっと高くなります。
人間には「単純接触効果」という心理的な傾向があり、
何度もやり取りをして馴染みのある相手のほうが、
自然と好意を持ちやすいようにできています。
たとえば、好きな芸能人の変顔が可愛らしく見えるのに、
まったく知らない人の変顔を見ると冷めた気持ちになる、というようなことです。
また、親しい友人のちょっとした一言が面白く感じるのに、
初対面の人の同じ発言にはあまり反応しない、ということもあるでしょう。
このような現象は、マッチングアプリのやり取りにおいても起こり得るのです。
つまり、同じ相手が同じ行動をしていたとしても、その人のことをどれだけ知っているかに
よって、こちらの受け取り方は大きく変わってしまうということです。
「会わなければ始まらない」「早く会わないと誰かに取られてしまう」と考えて、
すぐに会おうとする方もいらっしゃるかもしれませんが、そうした気持ちに付き合っても、
結果としてうまくいかないことが多いように思います。
すぐに会いたがる方は、これまでも同じように多くの方と会ってきて、
しかしうまくいかなかった──という過去があることがほとんどです。
そして残念ながら、あなたもその中の一人になってしまう可能性が高いのです。
私の体感になりますが、すぐにお会いした場合の成功率は、
じっくりと関係を築いたうえで会う場合の5分の1以下だと感じています。
とはいえ、すぐに会ってもうまくいくケースもあります。
それは、オフパコの約束が明確にできていて、
お互いの目的がしっかり一致している場合に限られることが多いです。
そのため、もし自身がヤリ目であり、相手が即会いたいタイプだとわかった場合は、
とりあえず顔合わせをするという選択肢ではなく、「それならラブホに行きましょう」と、
率直に目的を伝える方がよいでしょう。
予定を立てるのが苦手とプロフやメッセージで書いてる
時折、プロフィールに「予定を立てるのは苦手です。
いきなり誘ってください」と記載している方を見かけます。
しかし、こうした方と実際にお会いしても、うまくいかないことが多いのが現実です。
この場合も、すぐに会いたがる方と同様に、
「会うことそのもの」が目的になっているケースがほとんどです。
つまり、「この人に会いたい」と思える相手を丁寧に探しているのではなく、
「自分の条件に合った、ちょうどよい相手」を効率的に探しているだけなのです。
このような文言をプロフィールに記載している方は、
落ち着いてやり取りを重ねること自体を好まない傾向があり、
結果として「即会い」以外の選択肢を持たない場合が多くなります。
そのため、十分な関係性が築けていない状態でお会いしても、
相手の中に好意が育っていないことが多く、
こちらがいくらデートを盛り上げようとしても、なかなか心に響かないのです。
さらに注意すべきなのは、人はよく知らない相手に対しては、
時に思いやりのない行動を取ってしまうものだという点です。
たとえば、突然のドタキャンをされたり、
都合よく利用されてしまったりすることも少なくありません。
そういったリスクがあることを念頭に置きながら、
相手との距離感や関係性を慎重に見極めていくことが大切です。
会う場所や会う時間を指定してくる
場所や時間を一方的に指定してくるタイプの方とも、
あまりお会いしないほうがよいでしょう。
こうしたケースも結局のところ、
「自分の都合に合う相手」を探しているに過ぎないからです。
さらに注意すべきなのは、場所や時間の指定は、
いわゆる「ぼったくりバー」や「援デリ業者」などがよく使う手口でもあるという点です。
もちろん、相手が業者であれ一般人であれ、こうした誘い方をしてくる場合は、
まともな展開になることは少ないものです。
たとえば、「○○日に渋谷で飲める人募集」といった形で募集をしているような相手には、
深く関わろうとせず、スルーするくらいの姿勢でちょうどよいと言えるでしょう。
LINEの交換を渋る
LINEの交換に応じてくれない相手とも、無理に会う必要はありません。
その理由はシンプルで、相手があなたに対して好意や関心をほとんど抱いていない可能性が
高いからです。
通常であれば、LINEの交換を求められた際に、
「断ったら嫌われるかもしれない」
「連絡が取れなくなるかも」といった不安がよぎるものです。
それに、マッチングアプリ内のメッセージ機能は、LINEに比べて使い勝手が悪く、
通知の遅延や安定性の問題もあり、特に待ち合わせ時には不便が生じやすいという欠点もあ
ります。
そのため、一度会う約束を交わしたのであれば、LINEはできる限り交換しておくべきです。
それにもかかわらずLINE交換を拒否される場合は、
「このまま関係が終わっても構わない」と思われていると考えてよいでしょう。
実際、LINE交換に明確なデメリットはほとんどありませんから、
多くの方は断る理由がないはずです。
にもかかわらず拒まれるということは、
残念ながら「あなたはそれほど重要な相手ではない」と見なされているということです。
そういった相手とは、たとえ会うことができても関係がうまく進展することは少なく、
さらにドタキャンの可能性も非常に高くなります。
したがって、LINE交換をしてもらえない場合は、
思い切って関係を見切ってしまって問題ありません。
アポが確定した後に、連絡が遅くなるor連絡が来なくなる
会う約束をしたあとに、急に連絡の頻度が落ちる相手も、
基本的には会わない方がよい典型的なパターンです。
連絡が極端に遅くなる場合、その人は「実際に会うこと」を目的としており、
それまでのやり取りにはあまり重きを置いていない可能性があります。
また、そうでなかったとしても、あなたに対して十分な好意を抱いていないことがほとんど
です。
すでに会う約束をしていても、その裏で別の良い相手が見つかったり、
気分が冷めてきていたりすることも十分に考えられます。
特に、自分が即レスしているにもかかわらず、相手の返信が1日に1〜2回程度と明らかに少
ないようであれば、その時点で無理に会う必要はありません。
そういった相手とは、たとえ実際に会えたとしても良い結果につながることは少なく、
むしろ徒労に終わることが多いものです。
距離感が縮まらない
これは、これまでお伝えしてきたような典型的な特徴ほど強いものではありませんが、
「距離感がいつまでも縮まらない相手」も、実際に会っても関係がうまく進展しないことが
多いのは事実です。
たとえば、「肩が凝っているならマッサージしてあげようか」といったような、
軽いスキンシップや下ネタに関する話題を投げかけても、
それをずっとスルーし続けるような相手です。
「警戒心が強いだけで、ヤリ目限定の話題には反応しづらいのでは」
と思いたくなるかもしれませんが、実際にはそういった理由ではないことが多いのです。
実際、恋愛においては、敬語よりもフランクな口調の方が関係が進展しやすく、
手をつなぐようなスキンシップがあると、さらに次につながりやすくなります。
そして、キスやセックスをするような関係が築けると、長く続く可能性が高くなり、
逆にそのような関係が築けないと、あっさりと終わってしまうケースが多いのも現実です。
会う前からどれだけ距離を縮められているかというのは、実は非常に重要な要素なのです。
また、男女間において相手に触れることは、オキシトシンなどの脳内ホルモンが分泌され、
ポジティブな記憶として残りやすくなります。
それによって緊張もほぐれ、無言の時間も気まずくならずに過ごせるため、
結果的にデートの成功率も上がっていきます。
さらに、事前に「手をつなぐ」などの軽い約束ができている状態は、
相手の警戒心がある程度解けていることの証でもあり、
好意が育ちやすくなる土壌がすでに整っているとも言えます。
そのため、いつまでも敬語で話そうとする、
こちらが距離を縮めようとしてもずっと他人行儀な態度を崩さない──
そういった相手は、実際に会っても関係が深まらないことが多い傾向にあります。
まとめ
ここまで、マッチングアプリで「会わない方がよい相手」の特徴について説明してきまし
た。
もちろん、他にも注意すべきパターンはあるかもしれませんが、
根本的な要因を整理すると、次の3つのいずれかに当てはまるケースがほとんどだと考えら
れます。
・会うこと自体が目的になっている
・あなたに対して好意を持っていない
・心の距離が縮まりづらく、打ち解けにくい
このような相手とは、実際にお会いしても関係がうまくいくことはあまり期待できません。
そのため、「とりあえず会ってみよう」と安易に動くのではなく、
自分の目的や相手に求める関係性に見合ったやり取りや約束ができるかどうかを重視するべ
きです。
もしそれが難しそうであれば、思い切ってその関係を手放し、
他の可能性に時間とエネルギーを使ったほうが、より良い結果につながるでしょう。
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